そして、姉・冬月は、屋上の柵に手をかけた。
そして、その手に力を込めた。

「バイバイ。皆…………………」

お姉ちゃん………………
最後ぐらい、妹でいてあげるよ。
じゃあね。
『お姉ちゃん』。