彼岸花 〜儚く散り逝く花〜

2人は共に『SK女学園』の女子高生だった。
栞さんは何でも『そこそこ』で、私とそっくり。

―なんで、そんな子を、選んだのよ。
 お姉ちゃん。

私は思った。



え?
どうして?
あれは私を殺した姉なのよ。

大切に思わない。
私の『全て』を奪った人間じゃないの……………