「おはよう!」

「うん!おはよ!」

姉は友人の栞さんと電車に乗り込んでいった。

「今日、テスト返却されるねー。」

「もう、返さなくていいのにねー。」

「ホント。」

「平気よ。冬月ってば頭いいもの。きっと点数もいいわよ。」

「そんな事無いわ!」