「学校………行かなきゃ…………」

ベッドから嫌々起き上がった。
そして急いで登校の仕度をした。

「行ってきます。」

私は誰も居ないマンションの一室に向って言った。
そして、ドアを開けた。

でも、学校になんか、行きたくない。
サボっちゃえ。

そう思い、近くの川辺に座り込んだ。
少し遠くに、花束を持った少年が突っ立っいた。

「どうしたの?」