道端に華麗に咲いていた彼岸花は

儚く散り逝った。

暗闇は晴れて、

明るく輝いた。

そして、私も彼岸花と同時に

散り去った。





有難う。
有難う。
私を愛してくれて。

最初で最後の恋は

散らず、残っている。

そして、その『花』にひとすじの光が、さして。
その花は美しく輝くであろう。