…。
誰も何も言えなかった。
ここがどこなのか。
でもここはどこかの部屋
だということだけが分かった。
この部屋は
床がフローリング
扉が1つ
長い敷布団1枚
掛け時計
4つのタンスに各自の名前が書いてあるもの
だけがおいてあった。
時計の針は午前6:30ピッタリだ。
「よし。あの扉開けようぜ。」
優が言った。
「やばいものとかないかな…。」
ちび川が答えた。
「大丈夫だろ!」
優はあっさりと扉を開けた。
すると扉の向こうには
リビングが広がっていた。
まるでモデルハウスのようなリビング。
真ん中のテーブルには一台の
タブレットが置いてあった。
「これつけていいのかな!?」
私はすぐ電源を入れた。
「勝手にいいのか?」
天は心配そうに言ったが
私の耳には聞こえていなかった。
優とちび川はリビングを見てまわっている。
パジャマのままだから生活感が凄かった。
タブレットは起動し
ホーム画面に変わった。
すると突然…
「はい、やっとここまで来ましたね。」
喋りだした!?
すごいぞ!?なんで!?
画面が変わった
「4人全員ちゃんと聞いてくださいね。」
画面の奥で話しているのは
家庭科の紀野先生(きのせんせい)だった。
先生はどんどん続ける。
「まず、朝起きたらいきなり家が変わって
人がいてびっくりしたと思います。
それはしょうがありません。
何も予告していないので笑」
「笑、じゃないわ…。
私は困ってるよ。盛大に。」
「そして突然ですが君たち4人には
この部屋で卒業まで生活してもらいます。
ちなみに他の生徒達も全員4人ずつに分かれて卒業まで生活してもらっています。」
ちび川は恐る恐る言った
「卒業までってことは…。」
「「「「受験は!?」」」」
「受験はこっちのほうでなんとかします。
それよりも先に言わないといけないことを言います。
…卒業までにこれから渡す本の課題を全てクリアしないと死にます♡♡♡
それではキッチンの横の小さい扉の中から本を取り出して下さいね!健闘を祈る!」
…え
全てクリアしないと…
死ぬ?
死ぬってどういうこと?
そんな…。
4人とも呆気にとられている。
それはそうだ。
いきなり余命を突きつけられた
様なものだから。
「俺、本取ってくるわ。」
タブレットから離れて優が本を取りに行く
私はテーブル後ろのソファーに座る。
その横に天が座った。
いつもなら嬉しくて照れちゃうところだけど
突然の知らせに何も思えなかった
優が本を2冊持ってきた。
1冊は『女子のために』
2冊は『男子のために』
と書いてあった。
女子のためにという本は教科書ぐらいだった。
1ページ目は女子の役割について。
゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚
特に女子にクリアするべき課題はありません
が女子は男子のために
専業主婦の様な事をしてもらいます。
洗濯・掃除・買物・料理など。
女子には最初のタブレットを使ってもらい
男子には各自携帯を渡します。
男子が課題を全てクリアできなければ
女子にも死んでもらいます♡
詳しいタブレットの使い方や家事の仕方は次のページから始まります♡
紀野先生より
゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚
どうしよう。家事なんて全然した事ないや…。
男子はどう書いてあるんだろう。
「女子の方は専業主婦みたいになれって
書いてあったよ!男子は?」
私は明るく聞いた
「なんか…要するに中学の勉強を終わらせて
仕事をしろってかんじかな。」
ちび川が頑張って考え出した答えらしい。
「いけそうじゃね!?」
優は笑顔で言った。
誰も何も言えなかった。
ここがどこなのか。
でもここはどこかの部屋
だということだけが分かった。
この部屋は
床がフローリング
扉が1つ
長い敷布団1枚
掛け時計
4つのタンスに各自の名前が書いてあるもの
だけがおいてあった。
時計の針は午前6:30ピッタリだ。
「よし。あの扉開けようぜ。」
優が言った。
「やばいものとかないかな…。」
ちび川が答えた。
「大丈夫だろ!」
優はあっさりと扉を開けた。
すると扉の向こうには
リビングが広がっていた。
まるでモデルハウスのようなリビング。
真ん中のテーブルには一台の
タブレットが置いてあった。
「これつけていいのかな!?」
私はすぐ電源を入れた。
「勝手にいいのか?」
天は心配そうに言ったが
私の耳には聞こえていなかった。
優とちび川はリビングを見てまわっている。
パジャマのままだから生活感が凄かった。
タブレットは起動し
ホーム画面に変わった。
すると突然…
「はい、やっとここまで来ましたね。」
喋りだした!?
すごいぞ!?なんで!?
画面が変わった
「4人全員ちゃんと聞いてくださいね。」
画面の奥で話しているのは
家庭科の紀野先生(きのせんせい)だった。
先生はどんどん続ける。
「まず、朝起きたらいきなり家が変わって
人がいてびっくりしたと思います。
それはしょうがありません。
何も予告していないので笑」
「笑、じゃないわ…。
私は困ってるよ。盛大に。」
「そして突然ですが君たち4人には
この部屋で卒業まで生活してもらいます。
ちなみに他の生徒達も全員4人ずつに分かれて卒業まで生活してもらっています。」
ちび川は恐る恐る言った
「卒業までってことは…。」
「「「「受験は!?」」」」
「受験はこっちのほうでなんとかします。
それよりも先に言わないといけないことを言います。
…卒業までにこれから渡す本の課題を全てクリアしないと死にます♡♡♡
それではキッチンの横の小さい扉の中から本を取り出して下さいね!健闘を祈る!」
…え
全てクリアしないと…
死ぬ?
死ぬってどういうこと?
そんな…。
4人とも呆気にとられている。
それはそうだ。
いきなり余命を突きつけられた
様なものだから。
「俺、本取ってくるわ。」
タブレットから離れて優が本を取りに行く
私はテーブル後ろのソファーに座る。
その横に天が座った。
いつもなら嬉しくて照れちゃうところだけど
突然の知らせに何も思えなかった
優が本を2冊持ってきた。
1冊は『女子のために』
2冊は『男子のために』
と書いてあった。
女子のためにという本は教科書ぐらいだった。
1ページ目は女子の役割について。
゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚
特に女子にクリアするべき課題はありません
が女子は男子のために
専業主婦の様な事をしてもらいます。
洗濯・掃除・買物・料理など。
女子には最初のタブレットを使ってもらい
男子には各自携帯を渡します。
男子が課題を全てクリアできなければ
女子にも死んでもらいます♡
詳しいタブレットの使い方や家事の仕方は次のページから始まります♡
紀野先生より
゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚
どうしよう。家事なんて全然した事ないや…。
男子はどう書いてあるんだろう。
「女子の方は専業主婦みたいになれって
書いてあったよ!男子は?」
私は明るく聞いた
「なんか…要するに中学の勉強を終わらせて
仕事をしろってかんじかな。」
ちび川が頑張って考え出した答えらしい。
「いけそうじゃね!?」
優は笑顔で言った。
