ゆうきの好きなものは何でも買って。
ゆうきの好きなようにさせた。
嫌われたくなかったから。
そうしたら、喧嘩もしなくなった。
これでよかった。
「おれ、すきなひとできた。」
…。
「そっか。別れないよね?」
「告白したいんだ。」
頭が真っ白になった。
ゆうきが私の事を好きじゃなくても
ゆうきが他の子のことを好きでも
絶対に別れたくない。
ゆうきは私のじゃなきゃだめ。
「告白しなよ。でも、私は別れたくない。」
思い切り矛盾してる言葉。
「うん。でも俺絶対振られるから!」
だからなに。
だから告白していいの?
そんな 絶対 なんか信じれない。
何があるかわからないじゃない。
こんなにカッコよくて 優しくて …
私の ゆうき 。
「応援してる。」
全く。
「振られたわ!」
「そっか、おかえり。」
こんな事も許すようになった私は、
間違ってたなんて思ってもなかった。
これが正しいって事だけを考えて、
ゆうきのことだけを考えて
過ごしてた。

