「にか〜?何黙ってんの」
「あ、ごめん!」
いろいろ考えてたら黙り込んでたみたいだった
「俺に話すの嫌だよな。ごめん」
「いや、ちがう!そうじゃなくて。健に心配かけて熱出させてしまった事あったな〜って考えてたの。」
焦って本音をばらす私をみてすこし驚き、
健は笑った。
「あったな〜、あの時ほんと心配したんだからな〜!お前、死んじゃうんじゃないかってくらい落ち込んでてさ!」
「うるさい…そりゃ、振られたら誰だってあーなるでしょ!」
言わなきゃよかった。と
後悔した。
「で、また振られて落ち込んでんの?」
「ちがう!そんなんじゃなくて…」
「なに…?」
「好きな人がいて。その人に抱きしめられたんだけど、その人、私の事寒さしのぎで抱きしめてたの。私さ〜健の言葉信じて好きだから抱きしめてくれてるのかと思っちゃってて、1人で舞い上がって、1人で落ち込んじゃってるってだけだよ」
ははっ
と笑えない話で私は必死で笑った。
「ごめん…」
健は申し訳なさそうに私に謝った。
「え?なんで?健わるくないじゃん」
「俺が余計な事言ったからだよな…」
ちがうのに。
どうして健はいつも自分ばかり責めるの。
「ちがうよ?ちがう。健は悪くないから。私も今までみたいに、もう弱くないからさ。頑張ってみるから。応援しててくれる?」
健は少し俯いた。
「うーん、そうだな!俺はにかが幸せになってくれればいい!」
「ありがと。健。」
健は私に笑いかけた。
私も健に笑いかけた。
健が私に気持ちを隠している事なんて気付かなかった。

