好きって言ったらどうする?


「帰ろっか」




こうたは私を抱き寄せる手を離した。





すきだとも言わずに。







「うん、帰ろっか。」






寂しい。




離れたくなかった





「ばいばい、またね」




「おう、じゃーな」





こうたの顔も見ず




私は背を向けた





すきじゃないなら



あんなことしないでよ。




手を繋いだり



抱き寄せたりしないでよ。




なんでよ。



なんでそんな事するのよ





ばか。




ばか…





「だいっきらい…」





そんな言葉なんてすぐに嘘ってわかるほど




私の首元は熱くて




冷たい私の手で冷やしても




熱さは増すばかりだった。




こうたは今どんなきもち?



私みたいに、緊張してた?




こうたをみたかった



振り向いて



照れてるこうたがいたら



笑ってやりたかった






けど





振り向けなかった






だって





今の私には



こうたを




1人の男としてしか見ることが出来ないから。


もう、



今までの私には戻れないって




わかってしまったから。