離して欲しくない。
強くそう思った
こうたの腕がある私の首元はとても熱く、
すこし肌寒い風にはちょうどよかった。
すき
すき
すき
このままでいられたらいいなんて
それはただ私が怖いだけで
手放す勇気がないだけで
弱虫なだけで
こうたを誰よりも自分のものにしたいって
強くそう思ってるのに
言えないのは
何より自分に自信がないから。
また、捨てられる日が、飽きられる日が
くるんだろうと思うと
恋はあっけないなと私に知らせる
でも私の心は正直。
ねぇこうた
すきって言ってよ
私がいちばんだと言って
永遠なんて誓わなくていいから
今だけでいいから
私を
本気ですきだと言って
女として好きだと言って
じゃなきゃ、私には
どうして今こうたが私を抱きしめてるのかわからない。

