それからこうたは何も話さず
私も何も言えず
ただただ恥ずかしかった
きごちない空気が流れる2人の雰囲気を破ったのは
わたしだった。
「あ〜、帰んなきゃね。よし、最後にやわらかいこうたのほっぺでも触って帰ろ〜」
そういってこうたの手を離し
こうたのほっぺをむにむにと触る。
離した手はなんだか寂しくて
秋が近づく夜風に打たれるにつれ
こうたの温もりが消え、
私の温度を下げていく。
こうたと目を合わせるのがなんだか恥ずかしくて
ただほっぺだけをみてた
するとこうたは
「うわっ、びっくりした」
私のほっぺをむにむにとしだした。
同時に顔を上に向けられ
こうたと目を合わせざるおえなかった。

