好きって言ったらどうする?


「よっ」






「あ、こうた」










毎回会う回数が増えていくにつれ



だんだん待ち合わせ場所も自然と決まっていって





私が先に着いて待ってたり






こうたが先に着いてまってたり








自然とそうなる事が増えていった。








「いこっか」







いつも通りこうたは私の家の方向に行こうとしたけど






今日はゆっくり座って話したいな







「まって、ストップ。今日はいいよ。座って話そ!」







「え、?でも…」







突然止めるからこうたはびっくりしてて







「いいの!ほら!座って!」





「う、うん…」







それから座って色んなことを話した。






「こうたって身長高いよね?わたしも結構高いけど!」






「いや全然だから!にかはちっちぇえよ〜ほら立ってみ」







「いいよ?そんな変わんないから!」








斜面に座っていた私とこうただったけど





こうたはあっさり立っちゃって









「あっ、」

私もこうたに合わせようと勢いよく立ったらついよろけてしまって





「ごめん…」







「大丈夫?」








こうたに支えられてしまった。






とっさに私を支えたこうたの手が






私の腰に回ってて






こうたとの距離が近くて





こうたにくっついている自分が恥ずかしくて







こうたの体温を感じてしまって







「あ、、ごめん、大丈夫。」







顔を見る事ができなかった。






こうたの腕は力強くて






でも私を優しく包み込んでくれてて








私の体温が一気に上がる気がした。









「も〜ドジだな〜ほんと!」








離したくない手が離れて







2人はまた座った。









さっきよりも距離が近くて








こうたがすぐ隣にいて







「こうた…」







「ん?」










好きだと言ってしまいたかった。