私はこうたから連絡があるまで
かなと時間をつぶすことにした。
「てかさぁ!にか、最近私に隠してることあるでしょ?」
「え、なんで、、?」
少しどきっとした。
「だって、電話しよって言ったって「ごめん!また今度!」ばっかりだし、この前のお菓子だってそうだし、花火大会の時は泣いてるし!!はっきり言って!?」
かなは何でもわかるんだよな〜
私が隠し事をした時は必ずといっていいほどばれる。
しょうがない…言ってみるか…
「実はね…」
私はかなに全部話した。
連絡を取り始めていたことも
花火大会の日のことも
お菓子をあげたことも
毎日電話をしていることも
「まじか…あのこうたくんとね〜…まあたしかに!あの時のにかはちょっと違ったもんな〜〜!!」
かなは驚いた様子を見せながらも
唐突に。
「で!!!すきなの!?」
「え??」
すき、、?
私がこうたを、、?
「だって、冷たくされて悲しかったんでしょ?頭撫でられてドキドキしたんでしょ!?お菓子をあげたいと思ったんでしょ?」
「うん…まあ…」
「それってさ、好きってことなんじゃない??」
私がこうたをすき…か。
そこまで深く考えたことなかったな〜
「まあ、たしかにいい人だし、話してて楽しいけど、あれは全部一時の気の迷いっていうか…そんなのなんじゃない…??」
「にか!ばか?なら考えてみてよ。いまこうたくんに彼女ができて、毎日電話出来なくなって会っても話しづらくなったりしたらどう?嫌じゃない??寂しくない??」
こうたと
話せなくなる
考えたことなかったけど
それは
嫌だ。

