「ありがとな」 と、私の大好きだった笑顔を向けられ
ゆうきは私の頭を撫でて、友達のもとへ帰って行った。
それが、ゆうきと話した最後。
「1年も入ってきたんだしさ!イケメンいるかもよ!?さがそうよ!!」
かなは私の親友。かななりの、私への気遣いなんだろう。
3ヶ月も引きずってる私が悪いのに。
「いいよ、私、後輩興味ないし。」
私が今まで付き合った人は3人。その全員が年上。
年下を好きになれないわけじゃないと思う。
好きになったことがないだけ。
中学3年生の時、1年生の時からずっと好きだった、
二つ上の先輩から告白された。
嬉しくてうれしくて、舞い上がってすぐに付き合った。
でも長くは続かなくて…。
初めてのデートは彼の家だった。
一緒にテレビを見ていたら、いきなりキスをされ
服を脱がされ、そのまま、、、。
こわかった。けど、好きだった。好きだったから、
彼に全てを捧げた。私の初めてはすべて彼。
幸せでしあわせで仕方なかった。
でも、そんなしあわせも長くは続かなくて…。
一週間後に私は振られた。
「俺は、にかを幸せにしてあげれない。」
そんなことない。幸せだよ?
何度もなんども引き止めた。
けど、待ってくれなかった。
私の初恋は、儚く終わった。