「しなくていいって言ってんのに、やるって馬鹿かよ!」


笑いながら話す かな。


「たしかに。絶対馬鹿だよあの人。」


ほんとに、馬鹿でしょ。私も。


急に名前聞いたりして。


絶対引かれた。


でも、ほんとに無意識だったんだよな〜


何の魅力を感じたわけでもないけど、ただ、気になった。



終礼が終わり、かなと教室を出る。

玄関からでると

無邪気に笑う 男の人たちの声。


そこにはこうたくんがいた。


練習着?かな?

サッカーの格好をしていた。サッカー部なんだ。

友達と笑いながら、追いかけたり、追いかけられてたり、
走り回って、ほんとくだらないことして。


馬鹿みたい。


私の彼への第一印象は、



〝へんなひと〟



だった。