『ー13時丁度発、ニューヨーク行き125便只今より搭乗を開始します。ご利用の方は…。』


「ケンケン、今までありがとう…。気をつけてね。ほんとに…ほんとに…大好きだったよ。」

「…ほのか、ありがとう。俺も…これからもお前との未来を…。」


「…バイバイ。」

俺の言葉にかぶせて君は笑顔でそう呟いた。


飛行機雲と一緒に俺の儚い、小さな光が
消えようとしていた____。






END