強がりの普段が嘘みたい。

初めての君がそこにはいた。

左の横顔はどんな風に見てきたんだろう?

ふと、そう思っていた。

俺自身、泣かないと決めていた。

だからこそ、精一杯の笑顔でほのかと

最後を過ごそうって心に決めていた。


ほのかは俺の笑顔を見て

涙を堪えてムリにでも俺の真似をしかけた。

けれど、溢れだす涙と感情で

ひどく泣き出してしまった。