酷い夢を見た。


この国が滅ぶ夢。


夢の中で私は必死に父上___国王に直訴していた。
国民を守るため、降伏しましょう…と。

しかし、政治においてこの国では、女は軽んじられる。

私はどうすることも出来ず、ただ佇んでいた。

そして国王は処刑され、街の人々は奴隷として売買される。


もう二度と後悔をしたくない。


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……あれは妙にリアルな夢だった。

まるでさっきまでその場にいたような。

気付けば、涙が溢れていた。