偽りの私


「あぁ。…お前は?」

そお聞く俺にそいつは慌てて
私は大丈夫だと答えた
そして俺に怪我がないことが
わかるとそいつはそそくさと
この場を去っていこうとした

「お前、名前は?」

そんなそいつに対して俺は
気づいたら声をかけていた

「え、あ、鈴木ひまりです」

その名前を聞いてこの前慎也が
話してきた話を思い出した
見た目は慎也が言ってたとおり
男が好みそうなやつだった

「ふーん。お前が噂のね
ま、気をつけて帰れよ」

「え?噂?」

「いや、なんでもねー
じゃあな」

そお言って俺はそいつを置いて
教室に戻った

そして教室に戻った俺は帰る支度を
しながら鈴木ひまりについて
考えていた

慎也は明るくて軽そうな女だと
そんなようなことを言っていたが
俺にはそおは思えなかった
あいつを見たとき何かがひっかかったんだ

そのひっかかりが何かと問われれば
答えることができないが
何かあいつに違和感を感じたんだ