「ふ、普通ノックくらいするでしょ…!?」



「次から気をつけるって」



いつもの黒崎さんとは違う、私に押されがちの黒崎さん。



ただ、そんなことも気にすることができないほどに、私は怒っていた。



「ほんっとありえない…」



「俺だって見たくて見たわけじゃないんだけど」



だが、そんな黒崎さんを見られるのもほんの一瞬で。



「そ、そんなこと言われても…」



黒崎さんがついにその目を鋭くする。



立場逆転。