「な、何して…」



「中、入れて」



彼らの仲間だろうか?



そうだとしたら、いつもくる男の人たちより、一回りくらい若く見える。



「ちょ、ちょっと…」



ズカズカと勝手に部屋へ上がりこむ男の人。



長身のその人は、私を軽く見下ろしながら中へと進む。



「…何なんですか…?」



「やっぱり貧乏人の暮らししてんだ?」



部屋を見渡してから私を見た男の人は、バカにするような表情を浮かべた。