もう一眠りするか、と寝返りを打ち目を瞑る。



と、



___ピンポーン



チャイムが響いた。



「は…!?」



聞こえた音に飛び起き、急いで覗き穴を見る。



やはりそこには、ダルそうに立つ黒崎さんの姿。



(なんでこんな朝方に…!?)



ドアを開けながら怪訝な顔をすると、黒崎さんは私の顔を黙って見下ろしながら中へ入ってくる。