借金取りと私の関係【完】

「真琴さんとこれっきりなんて…私嫌です…!」



「ほんとずるいわお前」



自分の前髪をクシャッと掴んだ真琴さんが、鼻で笑った。



雲に隠れていた夕陽は、少しずつその顔を見せ始める。



「お前が俺と関係断ちたいって言ったって、俺が無理だよ」



「真琴さん…」



「…俺が、無理なんだよ…」



悔しそうに目元を隠した真琴さん。



かける言葉はない。