借金取りと私の関係【完】

「あるだろ。付き合っても付き合わなくても、大して変わりないくせに」



真琴さんの口調が、少し苛立ったものに変わった。



(どうして…?)



「で、でも、肩書きだけだったとしても、付き合うって形が欲しかったっていうか…」



「なら別に悩むことじゃないだろ。柚葉がどう接しようが、肩書きは変わらないんだから」



真琴さんの言ってることはもっともで、間違っていない。



言い返す言葉が、あるはずない。



「そ、そうですけど…相手を傷つけたくなくて…」



「そんなの知らねーよ。そう思うなら普通に話しかけてやりゃいいじゃん」



部屋の窓から差し込んだ夕陽の光が、パッと真琴さんの顔を照らし出した。