借金取りと私の関係【完】

俺が素直じゃないことなんて知ってるんだろうし。



「俺は好きじゃない女と、桜なんて見に来ない」



ひねくれてることだって、アンタなら知ってるんだろうし。



「好きじゃない女のためなんかに、殴られたりしない」



俺が不器用だってことも、全部どうせ知ってんだろうし。



「…あーもう、バカだから分かってないか」



「んー!」



俺は柚葉から手を離すと、その頭に手を置いて、



「俺と付き合ってくれますか?」



柄でもないことを、言ってみたりした。