借金取りと私の関係【完】

意識はしていないのだろうが、まるで親の手を握るかのように俺の手を握った柚葉。



逆に俺が驚いた。



「綺麗ですね!」



「…そうだな」



俺より一回り小さい手が、キュッと俺の手を握ってくる力に、言い知れぬ何かが疼く。



「なあ」



「?なんです?」



「手」



俺がそう言うと、「手?」と下を向いた柚葉。



気づくと途端に焦りだした。