借金取りと私の関係【完】

桜の花びらを携えた柚葉は、下を向いて微笑んだ。



俺はそんな柚葉の頭に手を置き、わざと乱暴に撫でてみる。



「わっ、ちょっ」



「いらないこと考えなくていいんだよアンタは。バカみたいに笑ってれば」



「ば、バカ…?」



「その方が可愛いから」



俺の言葉で一喜一憂するその姿は、俺を飽きさせることがない。



いつまでも見ていたいという気にさせる。



「もう帰ろう」



俺がそう言うと、柚葉は目をまん丸にして俺を見た。