借金取りと私の関係【完】

「花見行くんだろ?」



なんとも言えない雰囲気の中、黒崎さんが私の手を握った。



「あ、は、はい!」



「早く行こう」



この笑顔が1番近くで見れるなら、付き合ってるとかどうでもいいのかもしれない。



「近くの公園、確か満開でしたよね!」



外に出ると、春の香りが風に乗って吹いた。



暖かい風に、ゆらりと髪が揺れる。



「春ですね〜」



アパートから見える、桜並木はピンク色一色で。