借金取りと私の関係【完】

バカみたいだと笑われても仕方ないと思う。



時計を見ては溜め息、と繰り返す私の耳に



__ピンポーン



なんだか懐かしいような気がするインターホン。



「…え?」



(黒崎さん、合鍵持ってるよね?)



もしかしたらどこかに失くしてしまったのかもしれない。



そう思い込んで、覗き穴を見ずに扉を開けた。



「…っあれ?」



だがそこに、人どころか気配すらもない。