借金取りと私の関係【完】

終わりたくないなんて、ほんとにバカみたい。



「どこ行くんですか?」



「どこ行きたい?」



「え?」



黒崎さんが誘ったくせに、どこ行きたいって聞かれても…と口ごもる。



そんな私を見て、黒崎さんが口元に笑みを浮かべると言った。



「冗談。悪いけど決まってるよ」



「も、もうっ、なんなんですか…」



雪がしんしんと空から舞い落ち、容赦なく体温を奪っていく。



黒崎さんの背中を追いながら、降る雪を何の気なしに見つめた。