借金取りと私の関係【完】

と、



その足跡を辿る私の足元に、微かにもう一つの影が見えた。



ハッとして顔を上げる私の前に



「どこ行くの」



ちょっとだけ不機嫌そうな黒崎さんが現れた。



「く、黒崎さん…」



「この足跡、アンタのだと思った」



フッと笑う黒崎さんを見て、バカみたいに安心する。



それと同時に、さっきのことが蘇って嫌になった。



この感情は一体なんなのか。