借金取りと私の関係【完】

分かってるけど、それでも1人になりたい。



「柚葉…」



「大丈夫です」



真琴さんに頭を下げて、少しだけ雪の積もった道路を歩き出す。



「気をつけていけよ」



後ろで真琴さんが心配そうに私を見送っていた。



真琴さんは、私の気持ちをすぐ察してくれる人。



私は真琴さんに微笑み返し、自分の家までの道を静かに歩いた。



ひんやりとした風は、無防備な肌を刺してくる。



痛いほど冷たいけど、今の私には丁度いい。