借金取りと私の関係【完】

「ん?」



真琴さんは、鍵を開けながら私を見た。



「やっぱり、歩いて帰ります」



自分でも分かるくらいの、無理した笑顔が浮かぶ。



「は?歩いて帰るってお前……もう暗いし、雪も降ってるんだぞ?」



真琴さんが眉を寄せて、怪訝な顔をした。



「すぐそこですし、大丈夫ですよ」



1人になりたい気分だった。



勝手なのは分かってる。



今まで真琴さんを使ってたくせに、気分次第で勝手なことを言ってる。