借金取りと私の関係【完】

だけどそれが悔しかった。



「最低…っ!」



子供のように声を上げる私。



認めたくない。



こんな人にドキドキしたなんて。



「なんだよ今日は。どうしたんだよ」



異変を感じたのか、黒崎さんが少し穏やかな表情で寄ってくる。



「…それも作戦のうち?」



「…は?」



「……っ」



黒崎さんの眉を寄せた表情を最後に、私は家から飛び出した。