借金取りと私の関係【完】

「…さっき」


私が呟くと、黒崎さんが目線だけを向ける。



「ちょっと見直しました」



「なんだよ」



黒崎さんは口元で笑って見せると、再び前を向いた。



そんな黒崎さんの横顔を見つめながら、小さく続ける。



「人のために危険をおかせるんだなって思って」



「仕事のためだよ」



「またまた〜」



黒崎さんのお腹を肘でつつくと、黒崎さんが私の頭をガシッと掴んだ。