借金取りと私の関係【完】

大声を出したとき、隣から気配が消えた。



黒崎さんだ。



男の子の元へ走っていくと、ギリギリなところで男の子を抱き上げる。



車の運転手が、そのとき初めて車を止めた。



「大丈夫かい君たち!」



男の人が降りてくると、男の子が大声をあげて泣き始めた。



「うわぁぁ…!!ママぁ…!!」



きっと不安になってしまったのだろう。



私も黒崎さんの元へ走って向かった。



「君、お名前は?」