借金取りと私の関係【完】

いつもより穏やかな顔に見えたのは、この場所のイルミネーションのせいだろうか。



思わず目を逸らした。



「あとちょっとで終わる」



腕時計に目をやり、黒崎さんが呟いた。



「よーし」



これでこの寒さからも逃れられる。



そう意気込んだときだった。



「ママー…!」



5歳くらいの男の子だろうか。



わんわん泣きながら、どうやらお母さんを探しているようだった。