借金取りと私の関係【完】

「わ、手真っ赤…」



「だから寒いって」



黒崎さんがピトッと、自分の手を私の首にくっつけてきた。



「だっ冷たいっ」



首を抑えて睨むと、黒崎さんはフッと鼻で笑った。



「まだ12月も始まったばっかなのに…」



はぁ、と手に息を吹きかけ、温もりを飛ばす。



こんなに寒いのに、周りのカップルや女子高生は元気そうだ。



「若いなあ…」



「…アンタもでしょ」



なに言ってんだよ、と眉を下げて笑った黒崎さん。