借金取りと私の関係【完】

「黒崎さん、それって確信犯です?」



「は?」



「私に優しくして、惚れさせようって魂胆でしょ!」



きっとそんなことはないだろうけど、私だって黒崎さんを残して帰れない。



一緒にいれば時給は発生し続けるんだから、損はないのだ。



「こんなんで惚れるほど、アンタ単純なわけ?」



呆れた様子で黒崎さんが言う。



(こんなんでって…)



「い、いえ…」



「帰らないならここにいて。1人じゃ暇だから」