借金取りと私の関係【完】

「俺は仕事で警察に捕まるのはごめんだから」



「確かに…そうですよね」



黒崎さんは考えが大人で、やってはいけないことが分かっている。



それがたとえ、そういう仕事でしか稼げないことになっても、黒崎さんは手を染めない人だ。



「ん。ここで警備」



黒崎さんが足を止めた場所は、催し物がたくさん並んだ、他の場所より盛り上がっている所だった。



イルミネーションをバックに、ショーを見せる人。



それを見るために、たくさんの人だかりが出来ている。



「満足したらアンタは帰っててもいいよ。あと2時間はここにいるようだから」



自分だって寒いくせに、私の心配をしているのだろう。