フラフラとおぼつかない足取りで階段を登り、流れるように、ボフッとベッドに倒れ込んだ。 「髙野くん、あれは反則だよ…。」 グッと腕を引かれたあの感覚は今でも鮮明に思い出せる。 引かれた腕、握られた手が焼けるように熱い……。 そしてその熱が引くことなく広がって全身も焼けるように熱い。 「………」 ムクッと起き上がり、無言のまま服を着替えた。