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ときの流れはあっという間で、
朝から放課後になった。
今日は、炎龍が来ておらず、会うこともなく
昼休みをゆっくり使うことできた。
「悠太!じゃあまた明日なー!
俺は今から部活だからー!」
玲は弓道部に所属している。
ちなみに俺は、帰宅部。
正直この学校は不良校だし、部活とか盛んな学校じゃなかったため、
理事長が部活に力を入れてきた。
“部活に全員はらないといけない”
みたいな案もでたらしいが、
放課後まで縛ることはできないということで、
なしになったらしい。
玲は、漫画で弓道を見たらしく、やってみたくなったという理由だけで、
弓道部に所属し、今では、県で優勝するほどの腕前。
もちろん、入部当初は初心者のため、
目も当てられない状態だったらしい。
だが、先輩の姿を見て、やってみたらコツを掴んで、
2年になると先輩を越すくらいになった。
「おー!
部活頑張れよ~!」
ヒラヒラと手を振った。
「はーい!
悠太も委員会頑張れよ~」
玲もそう返事をして、手を振った。


