「だだだーだーだんっ!」
自分で効果音をつけている山田。
やっぱ頭おかしい…。
「13!
えーと、13は~。」
嘘だろ!?
マジで最悪~!
「あ~、髙野な!
よろしく!」
その言葉に、ほっと息をつく、男子。
クソ山田め……。
「……はーい…」
気だるく返事を返した。
クソ!
しょうがねぇーか……。
「悠太~!
ドンマーイ!」
ニヤニヤしながらそう言う玲に聞こえるように
舌打ちをした。
「だから僕が選んでいいのかって聞いたじゃ〜ん!」
わざとらしく語尾を伸ばしてくる玲。
マジでウザい!!
「うっぜー!」
俺達がこんな会話をしている時、まわりは
「っしゃー!!」
「髙野には悪いけど、やったな!」
喜ぶ男子に、
「え~
髙野くんならやってもいいかも~」
「ねぇ~面倒だけど、相手が髙野くんならねぇ~」
「「やってもいいかもぉ~」」
誰がなるかを待つ女子。


