玲のところに紙がまわってきて、書き込んでいる。
「悠太~。これ後ろにまわして!
そんで、悠太は13ね。僕が15~。」
「おー。13な。」
13ね。
これ覚えておかなきゃいけないやつ。
とりあえず、机に13って書いた。
忘れそうだから。
んで、後ろに回すんだよな。
「はい。」
「おー。ありがとうなー。」
まぁ、後ろのやつも普通のやつだから
こうやって話せてるんだけれども。
そこから数分後…
「よーし。
全員書いたなー!
お前らが書いた紙俺が持ってるから
言い逃れはできねぇーからなー!」
うっわ。
別に覚えなくても良かったんじゃん!
机に書いた“13”の字を消した。
「じゃあ、まず男子からな~。
よーし!行くぞー!」
何故か気合を入れている山田。


