「…だよな……」
宏樹くんは数回頷くと龍さんの方へ向き直った。
「龍さん!お言葉に甘えて仮眠取ってきますね。悠太の手術が終わったら起こしてもらえると嬉しいです!」
その言葉を聞き、龍さんは朗らかに笑った。
「玲くんも行こうか。」
康介くんが声をかけてくれて、3人でお茶ができるスペースに移動し、各々仮眠をとる体勢にうつった。
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「……い…ん………くん……玲くん!」
ゆさゆさと身体を揺すられる衝撃で目が覚めた。
「…ん……?」
「悠太の手術終わったって!早く俺らも行こう!」
宏樹くんが小声ながら勢いのある声で呼びかけた。
ぱちぱちと瞬きを繰り返すと完全に眼が覚めた。
「っはい!」
病院内で走るわけに行かないので、早歩きで会話を続けた。


