「推薦で多かったらその人って決めちゃうと、
その人が可哀想だから、嫌なら嫌って言っていいからねぇー
じゃあ!いくよー!」
「赤城くん」
「石田くん」
委員長によってどんどんと名前が呼ばれていく。
それに対して上げる人数もまばらで
決まらないなと思った。
「んー。参ったなぁー
飛び抜けてこの人っていうのがいなかったねぇー」
委員長は迷いに迷った結果。
かなりの時間が過ぎた。
周りの奴らは喋ってばっかだし。
その時。
「おーい!お前ら〜
もう時間ねぇーから、男子も女子もくじ引きでいいかー?」
という担任の言葉に、委員長は
パッと顔を輝かせ、こう言った。
「ねぇ!みんな!
くじ引きでいいかな?」
その言葉に俺らはなんの議論もなく、頷いた。
「先生!
男子はそれオッケーです!」
決まったことを委員長が山田に伝えた。
「おぉー!そうか!
じゃあ女子はー?」
委員長の言葉に山田も笑顔になり、
女子にも聞いた。


