「そうだよ!それの何が悪い!?」
冷静さにかける碧海は逆ギレした。
「お前の大好きな“玲さん”の思い出の詰まったこの場所をなくすことになってもこれでよかったと思うのか?
“玲さん”と出会った場所。“玲さん”と切磋琢磨した場所。“玲さん”と一緒に副総長をやったこの場所を。」
「…!!」
何かに気づいた碧海は、うつむいた。
「お前はわかっていただろう?正統派じゃなくなったら俺らが潰しに来ることを。それをわかっていてもなおお前はここを壊したかったのか?」
悠太の言葉に碧海は静かに首を振った。
「玲は阿部のほうが好きでも、お前も大切だったことに変わりはねぇんじゃねぇか?
じゃないと、あんな言葉言わねぇよ。お前にとってはそれが罪を犯す言葉になったらしいけどな。」
“ヤクさんに拾われたもの同士頑張ろう”
悠太の言葉で胸にあった重たい何かがスーッとなくなったような気がした。
「碧海。ごめんな。
僕、あとに入った陽向が心配で…。碧海はしっかりしてるから大丈夫ってそう思い込んでて…。
ごめんな。僕の言葉が碧海を苦しめてたなんて知らずに…。
それでも僕にとって碧海は大事な仲間だよ。」


