話が落ち着いた頃、外がザワザワし始めた。
「なんかうるさくなってきたね」
誰に言うでもなく呟いた。
「あぁ。そうだな。
組がやっと来たんだろう。」
「組!?
俺らのバックに組なんかいねぇぞ!?」
悠太の声が聞こえたらしい大﨑が反応した。
幹部たちがこちらに移動してきた。
「裏切り者だよ。
裏切り者が連絡してんだよ。組に。」
「…っ」
炎龍がなんとも言えない顔をした。
まぁ、しょうがないよね。
裏切り者が幹部以上にいて、誰が裏切り者かわかってないんだから。
「………」
「………」
「………」
怖いくらいに誰も喋らなかった。
周りはうるさくて、ガヤガヤしてるのに、僕達だけ別世界にいるかのように。


