これは、織姫と彦星の新たな物語の序章である。

***

゙未来は、運命は変わったりなんかしない。゙

きっとそうだ。



何度生まれ変わっても、頬を伝うものを止められなかった。

だから願った。



『来世だけは。来世だけでいい。』

『いっしょにいたい。』



━━二人の想いがが重なり、天の川の流れる夜空にとけた。