パンドラと恋慕





「私も、相模さんも«死神»です」



 その日、ひな乃はそれ以上語らなかった。俺もひな乃の深刻そうな表情に怖気づき、それ以上聞き出すことは出来なかった。
しかし、ひな乃も相模も死神である__それも、お互いを破滅させる__ということが分かった。


 その後俺は静寂に耐え切れなくなり、ひな乃曰く“薬の入っていない”紅茶を飲み干し、蔵書室を後にした。